気になる頭皮の臭いに正しいケアとシャンプー選びで徹底対策!

「最近、旦那の枕の臭いが臭い。」

「ふとした瞬間に臭う旦那の頭皮の臭いが少し、脂臭いような気がする。」

「色んなシャンプーを試しているのに、臭うのはなぜなんだろう。」

こんな頭の臭い悩みを抱える人は、性別や年齢問わず、多いのではないかと思います。

私も「旦那の頭の臭いを改善したい、でもどうすれば。」と思い、色々と調べました。

その結果、毎日できる簡単な頭皮ケア、正しいシャンプー選び、生活習慣の見直しが頭の臭いをなくすのに大事なことがわかりました。

頭皮はなぜ臭うのか、正しい頭皮ケア、正しいシャンプーの選び方、生活習慣の改善方法まで、これから知っていきましょう。

自分の頭皮は臭ってる。臭ってない。

自分の頭皮が臭っているのかいないのか、皆さんは知っていますか。知っている方もいれば、知らない方もいると思います。

実は頭皮の臭いは自分で知ることができるんです。知らない方はまず、自分の頭皮の臭いを知るところから始めましょう。

頭皮の臭いを知る方法はお手軽な3つの方法です。

１つ目は最も手軽な方法です。朝、ベットから起き上がる時に枕の臭いをチェックする。または、自分のかぶっている帽子の臭いをチェックするこれだけです。

枕の場合は夜にシャンプーした後に寝て、翌日の朝に枕が臭っているのかチェックするのがオススメです。帽子の場合は半日から1日被って臭いをチェックすのがオススメです。

2つ目はドライヤーや扇風機の風を頭の後ろ側から顔に向けて当てる方法です。

濡れた髪ではなく、乾いた髪でやる事。冷たい風より温かい風でやる事がポイントとなるので、スタイリングする際に風が顔に向かってくるようにして頭皮が臭っているのかいないのかを確認するのがオススメです。

3つ目は頭皮を指で擦って、頭皮がベタベタするか、臭いがあるかを確認する方法です。

この方法は入浴前に余分な手の脂などの汚れを落としてからやります。オススメは頭皮を１ヵ所ではなく、何ヵ所か優しく指の腹で擦ることです。この時、爪を立てるのはNGです。

爪を立てると頭皮が傷つき、炎症が起きます。そうなると雑菌が増えて、頭皮が臭うようになってしまいます。

この方法の結果、多少の脂や汗の臭いがするのは大丈夫。問題なのは古い脂やツンとした臭いがする時、この時は対策が必要となります

どうでしょうか。このチェックに当てはまりましたか。

ちなみに私自身は当てはまりませんでしたが、主人はちょっと枕が臭ってきているので要注意だなと思いました。

この頭皮チェックに1つでも当てはまった人はショックですよね。私ならショックで落ち込んでしまうと思います。

でも、大丈夫です。安心して下さい。

正しい頭皮ケアを知って、毎日きちんと正しい頭皮ケアをすればいいんです。

そのためには頭皮はなぜ臭うのかを知り、正しい対策を知りましょう。

ちなみに、ヘアコロンなどで臭いを隠そうとはしないで下さい。頭皮の臭いと混ざってさらにひどい、不快な臭いとなってしまいますよ。

頭皮がなぜ臭うのかを知って、正しい頭皮ケアを毎日して、臭わない頭皮を手に入れましょう。

なぜ、頭皮は臭くなるのか

そもそも頭皮はどうして臭うようになるのでしょうか。また男性が女性よりも臭いやすくなるのはなぜでしょうか。それにはちゃんと理由があります。

今から、その理由について知っていきましょう。

頭皮の臭い、3つの原因

まずは『頭皮はどうして臭うようになるのでしょうか。』と言う問題です。

頭皮が臭う原因は大きく3つあります。この3つについて、詳しく見ていきます。

• 頭皮から分泌される皮脂、汗の酸化
• 頭皮の状態が悪化して雑菌が増える
• 頭皮にいる常在菌が作り出す、脂肪酸

頭皮から分泌される皮脂、汗の酸化

ちなみに、『酸化』ってどんな現象か知っていますか。定義としては「物質が電子を失うことで起こる化学反応」だそうです。

難しいですよね。正直私は「何だそれ、全くイメージできないぞ。」と思いました。

なので、ここでは『劣化すること。』とします。正しくは違いますので、それだけ覚えておいて下さいね。

では、ここから本題です。

頭皮から分泌される皮脂と汗はとても大事な役割をしています。皮脂は乾燥や紫外線から頭皮を守るため、汗は体温調節するために分泌されています。

このように頭皮にとって、とても大事な役割をしている頭皮と汗ですが過剰に分泌されると頭皮の臭いの原因になってしまうんです。

頭皮の臭いとなる皮脂と汗はそもそも頭皮からの分泌がとても多いんです。皮脂の量は顔のTゾーンよりも多く、全身の中では１番多くなっています。汗の量も手のひらや足の裏についで３番目になります。

そのため、頭皮は皮脂の臭いや汗の臭いが出やすい場所なんです。

頭皮の臭いである皮脂や汗が酸化すると「過酸化物質」という物質になります。この過酸化物質は皮脂や汗よりも不快な嫌な臭いを出します。

頭皮の臭いとなる皮脂は男性ホルモンの影響を受けて頭皮から分泌されるため、男性の方が女性よりも皮脂量が多くなるので、臭いやすくなります。

ただし、女性も男性ホルモンを分泌しているので、頭皮やうなじなどの皮脂量の多い部分は女性でも臭いやすくなるので注意が必要です。

また汗も男性の方が出る量が多いので、女性よりも臭いやすくなります。

頭皮の状態が悪化して雑菌が増える

頭皮には髪の毛が生えています。そのため常に温かく、湿気の多い環境なので菌が好む状態のため、頭皮は雑菌が増えやすい状態といえます。

頭皮の状態はシャンプーした時の汗や皮脂、シャンプーやコンディショナーの洗い残し、シャンプーした後の自然乾燥によってさらに悪化します。

頭皮の状態がこのような原因で悪化すると雑菌がさらに増えていきます。増えた雑菌は汗や皮脂を食べて、頭皮から不快な嫌な臭いを出します。

頭皮にいる常在菌が出す脂肪酸

頭皮だけではなく、人の皮膚には常に菌が存在しています。この菌を常在菌と言います。常在菌は人の健康を保つために存在していますが、時に悪さをする場合もあります。

頭皮にいる常在菌は汗や皮脂を食べて「脂肪酸」という臭いの原因物質を作り出します。

脂肪酸とは皮脂を作っている脂成分です。これには種類があって、それぞれが臭いの原因となるそうです。

この脂肪酸については後から説明しますが、もっと強烈な臭いの「加齢臭」や「ミドル臭」の原因にもなっています。

これら３つの頭皮の臭いの原因が様々な理由でさらにひどくなって、臭いがひどくなっていきます。

頭皮の臭いがキツくなる５つの理由

①加齢

年齢を重ねていくと男性ホルモンの分泌量が増えて頭皮の皮脂量は増えます。

だから、小さな子供からは汗の臭いはしても脂のような臭いはしません。

皮脂が増えると皮脂が酸化してできる過酸化物質や皮脂自体に含まれる「パルミトレイン酸」という脂肪酸が増えてきます。

２つが混ざって頭皮の常在菌によって酸化されると、「ノネナール」という「加齢臭」の原因である臭い物質が出てきてしまうんです。

加齢臭は古本のような臭いがします。中高年（40代〜50代半ば）の方に多く、主には胸や背中から臭いますが、頭皮からも臭います。

よく若い女性達が「お父さんやおじさん達が臭い」と言ってますよね。お父さんやおじさん達からする嫌な臭いがこれです。

もう１つ加齢と共に出るのが「ミドル脂臭」です。

ミドル脂臭は30〜40代ごろから頭の後ろやうなじの辺りから発生する臭いで古い油のような臭いがします。

これは年齢と共に汗を作る汗腺の働きが衰えて、汗の中に乳酸という物質が増えてくるからなんです。

頭皮にいる常在菌によって乳酸が酸化されると「ジアセチル」という嫌な臭いが出ます。

これと脂肪酸が混ざる事で「ミドル脂臭」になります。

ミドル脂臭	加齢臭
30〜40代で発生	中高年(40〜50代半ば）で発生
ジアセチル （古い油のようの臭い）	ノネナール （枯れ草や古本のような臭い）
頭の後ろ、うなじの辺りから臭う	胸や背中が主に臭う場所だが、頭皮からも臭う
加齢に伴い、汗を作る汗腺の働きが衰え、乳酸が増えることで生じる	加齢に伴い、皮脂の中にパルミトレイン酸が増えることで生じる

このように加齢によって、頭皮の臭いは徐々に不快にひどくなっていきます。これは女性も例外ではありません。

では、なぜ若いうちは男性の方が臭いやすく、女性は臭いにくいのでしょうか。

その理由としては２点あります。

この2つの理由から女性は男性よりも臭いにくいのですが、これは加齢によって徐々に変わります。

皮脂の過剰分泌を抑えている女性ホルモンは年齢と共に徐々に減ってくるので、女性も年齢と共に臭いやすくなっていきます。

特に女性ホルモンが一気に減減少する更年期以降は臭いに対して注意が必要です。

また、ラクトンという臭いをマスクする物質も30代半ば頃から減ってくる事がわかっているので、頭皮の臭いが出やすくなるんです。

②間違った頭皮ケア

そんな経験はありませんか。

その原因は間違った頭皮ケアをしているからなんです。

その1つがシャンプーのやり方です。

シャンプーのやり方を間違えると頭皮に必要な皮脂も洗い流してしまい過剰に皮脂が出てしまったり、逆に洗い流しが足りなくて皮脂やシャンプーが残ってしまうと頭皮に残ったシャンプーをエサに雑菌が増えやすくなってしまいます。

さらに、シャンプー後の髪を乾かさないでいると雑菌が増えやすくなってしまうので必ずドライヤーで乾かすようにしましょう。

ドライヤーで乾かす時は温風を当てすぎると頭皮の乾燥の原因にもなるので温風と冷風を交互に使用して温度を上手く調節するのが良いです。

これらの間違った頭皮ケアを行なった結果、頭皮環境が悪化して、頭皮の臭いが出やすくなります。

なので、シャンプーは1日1回が原則です。どうしても2回したい場合には1回はお湯のみで洗い流すようにしましょう。

③食生活・ストレス

食生活やストレスの多い生活も頭皮の臭いを悪化させてしまいます。

糖質や脂っこい食事は皮脂の分泌を促すんです。皮脂の分泌量が増えると当然、臭いの元である過酸化物質も増えます。

睡眠不足などの不規則な生活が続き、ストレスがたまると自律神経が乱れ、皮脂の分泌量だけでなく、汗に含まれる乳酸の量も増えて頭皮の臭いの悪化につながります。

また近年のコロナ禍によるマスク生活も大きなストレスの原因となっているようです。

マスク生活が皮脂の分泌が増える原因になるとのこ研究結果があります。

頭皮の臭い対策

頭皮の臭い対策として必要なのは正しい頭皮ケアと食生活などの生活習慣を改善する事です。

特に正しい頭皮ケアは重要でこれを間違えてしまうと臭いの悪化につながるので、要注意です。

正しい頭皮ケア

頭皮ケアで重要となるのはシャンプーのやり方とシャンプーの選び方です。

まずは正しいシャンプーのやり方について解説します。

このケア方法について少し、詳しく見ていきましょう。

１、髪をとかす

髪の毛や頭皮を洗いやすくするためにする作業です。

髪の表面についらゴミなどを取ったり、絡まった髪を丁寧にほぐします。

２、予洗いする。

これはとても重要なケアです。

ぬるま湯だけで洗うのですがスタイリング剤以外のほとんどの汚れを洗い流す事ができます。

シャンプーの前にお湯で濡らすとシャンプーの泡立ちも良くなり、より頭皮への刺激を少なくして、皮脂の過剰な分泌を抑えることができます。

髪の毛だけでなく、頭皮や耳の後ろ、髪の生え際などの顔に近い部分をしっかり洗い流すことで、

シャンプーによる洗浄効果が高まります。

３、泡立てたシャンプーで頭皮をマッサージするように洗う。

予洗いでスタイリング剤以外のほとんどの汚れは洗い流せますが、皮脂は洗い流す事ができません。

だから毎日、1日1回のシャンプーが重要となります。

皮脂は脂なので、洗浄成分の入ったシャンプーがどうしても必要となります。

皮脂は本来、泡に吸着されて洗い流されます。

なので、あらかじめシャンプーは泡立ておきましょう。その方が汚れも落ちやすく、頭皮への刺激も少なくてすみます。

しかし、頭皮の場合は、髪の毛が邪魔になり、泡が地肌に届きにくいので、

頭皮を狙って泡で優しくマッサージするような感じでもみ洗いすると頭皮への刺激も少なく、皮脂もしっかり落とすことができます。

４、シャンプーをよくすすいで洗い流す。

頭皮にシャンプーが残ってしまうと雑菌の餌となり雑菌が繁殖して、頭皮の臭いの原因になるので、すすぐ時はしっかり、髪をかき分けて頭皮からシャンプーを流すようにしましょう。

髪の毛の奥に指を入れて、頭皮に水を行き渡らせるイメージですすぎ、鏡で泡がないことを確認するのが確実です。

５、コンディショナーやトリートメントをなじませる。

この時のポイントは頭皮に付かないようにすること。

ぬるぬるとしていて、頭皮につくと落ちにくいものが多いからです。

コンディショナーやトリートメントが頭皮に付いてしまうと、これも雑菌のエサになって頭皮の臭いの原因となるため注意が必要です。

また、「せっかくつけたコンディショナーやトリートメントが落ちてしまうのでは。」と十分に洗い流さない方もいるようですが、

髪についた時にすでに浸透しているので、大丈夫です。

しっかり洗い流しましょう。

最後にすすぐ時も頭皮につかないように頭皮から毛先に向かって、洗い流すようにしましょう。

６、優しく、こすらずに、タオルドライし、ドライヤーで乾かす。

優しく、こすらないようにする事で髪へのダメージが少なくなるので、

髪や頭皮が乾燥して起こる過剰な皮脂の分泌を抑えられます。

タオルで髪を挟むようにして水気をとって、頭皮の水分も優しく拭き取るようにしましょう。

ドライヤーで乾かす時はなるべく短時間で乾かすようにします。

あまり長時間当て過ぎると頭皮の乾燥につながって、皮脂の過剰分泌を促してしまうからです。

まずは、根本をしっかり乾かして、その後、ヘアスタイルを整えるようにしましょう。

最後に冷風を当てると髪のツヤが上がります。

濡れたままの頭皮や髪をそのままにすると雑菌が繁殖して、臭いの原因となります。

髪を洗った後は早めにタオル、ドライヤーで丁寧にかつ短時間で乾かすようにしましょう。

生活習慣の改善

食生活

食生活の改善は頭皮の臭いにとってはとても重要です。

皮脂の分泌を促す脂っこい食事や糖質の多い食事は控え、糖質や脂の酸化を抑える抗酸化作用のあるビタミンCやE、活性酸素の働きを抑えるポリフェノールを積極的に摂取する。

汗に含まれる乳酸は体が疲労することで出たりする物質なので疲労回復をしてくれる、クエン酸を多く含んだ食べ物を食べようにこころがけるようにしましょう。

さらに、臭いには腸や肝臓の働きも関係している事がわかっています。

これを「腸管循環」といって、臭い物質が血液中に紛れ込むの抑えてくれます。

この働きがダメになってくると臭いがひどくなるので、この働きを維持するためには腸内環境を整えることが重要です。

そのためにめかぶやもずくなどの海藻類、納豆などを食べるように心がけていきましょう。

抗酸化作用 （ビタミンCやE）	活性酸素を抑える （ポリフェノール）	疲労回復 （クエン酸）	腸内環境を整える （食物繊維、乳酸菌、オリゴ糖）
柑橘類	豆乳	梅干し	発酵食品 （チーズ、ヨーグルト、納豆、漬物など）
キウイ	ごま	酢の物	海藻類、ネバネバした野菜
緑黄色野菜	りんご	レモン	イモ類
ナッツ類	ブルーベリー	温州みかん	大豆、玉ねぎ、ニンニク、アスパラ バナナ

これ以外にも頭皮の臭いに良い食品を様々あると思います。

頭皮の臭いを抑えたいのであれば、糖質や脂っこ食事は控えつつ、野菜類や果物、発酵食品などを積極的に取るようにしましょう。

ストレス

睡眠不足やストレスが溜まると皮脂の分泌量が増えたり、汗の中に含まれる乳酸が増えたりするので、

自分に合ったストレス発散法でストレスをためないようにする。

• 半身浴をしてリラックスする。
  →汗腺の働きを高めるので、乳酸の分泌が抑えられるのでおすすめです。
• 十分な睡眠を確保する。
  →疲労回復にもつながるので、臭いも抑えられる。

これらは１例なので自分のストレスが発散できるのであれば、なんでもOKです。

頭皮ケアのためのシャンプーを選ぶ方法

自分の頭皮の状態を知る

シャンプー選びで重要なのは、「自分の頭皮の状態を知る。」ということです。

頭皮は人それぞれ違い、また季節ごとに違います。

「どんなシャンプーを使ったらいいのか。」、「どのシャンプーがいいのか。」

それはその人の頭皮の状態によって違ってきます。

だから、まずは自分の頭皮の状態を知って、その時の頭皮の状態にあったシャンプーを選ぶのが大事になります。

シャンプーはやり方も大事ですが、

自分の頭皮に合ったものを使用してシャンプーするのがポイントになります。

まとめ

 

頭皮の臭い対策は難しいことは何もありません。

今日からすぐに始められるものばかりです。

今日から実践して、常に頭皮を清潔な状態に保ち、頭皮が臭うのを防いでいきましょう。