引用:資生堂
なかなか治らない脂漏性皮膚炎にお悩みですか?
頭皮がかゆい
フケが出る
乾燥でカサカサする
いろいろシャンプーも試してみたけれど、どれもイマイチだった…
そんな方におすすめしたいのが、ドゥーエシリーズのシャンプーです。
この記事では「ドゥーエシャンプーは脂漏性皮膚炎に効果があるのか?」という疑問にお答えしていきます。ぜひ最後までご覧ください。
ドゥーエのシャンプーってどんなシャンプー
ますはこのドゥーエシャンプーについて説明していきます。どのような特徴があるのでしょうか?
資生堂が作ったシャンプー
このドゥーエシャンプーは資生堂が開発したシャンプーです。資生堂は業界の中でも乾燥肌用の研究を早期にはじめた会社です。そのため研究の歴史は長く、敏感皮膚研究の成果を生かした商品を数多く開発されています。
その中の一つがドゥーエというシリーズです。このドゥーエシリーズは2000年に医療機関向け低刺激スキンケアブランドとして開発されました。2019年にはパッケージもリニューアルされより洗練されたものになっています。
医療機関向けのスキンケアブランドなので、もしかしたら皮膚科ですすめられて調べてみたら、この記事に辿り着いた方もいるかもしれません。ECサイトでも購入できますが、医療機関向けと聞くとちょっと安心感ありますよね。
もう少しく解説していきます。
敏感肌におすすめな低刺激処方
敏感肌にむけて開発されたシャンプーということで、皮膚に優しい低刺激処方となっています。特に特徴的なのが以下に挙げる内容です。
- 厳選された原料で限りなくシンプルな処方
- 無香料・無着色
- パラベン(防腐剤)無添加
- アルコール(エチルアルコール)無添加
- 鉱物油無添加
- 弱酸性
このように、余計な成分を限りなく排除したシンプル処方となっています。そしてもちろんアレルギーテスト済みです。乾燥肌の方に実際に協力してもらいパッチテストを行なっています。
多くのデータを集めたからこそ、このような処方になったというわけです。
敏感肌の方に人気の秘密は何?実際に使っている方の口コミ
実際使ってみた方の感想を見てみましょう。みなさん気に入って使っているようで良い口コミが多かったです。どのようなところが良いポイントだったのでしょうか?
良い口コミ多い!どんなところが良かった?
皮膚科いらずになりました
家族が頭皮湿疹で苦労していました。
私も耳がただれる湿疹で皮膚科を受診しますとシャンプーが合わないせいだと言われました。
皮膚科の先生から勧められて、この商品を家族でしようしたところ、頭皮湿疹も私の耳のただれも不思議と改善して、ほぼ完治しました。
皮膚科いらずになれて家族で喜んでいます。
皮膚科で勧められてから、ずっと使ってます。皮膚の弱い人はリンス類が良くないそうです。このシャンプーはリンスやコンディショナーなしでもサラサラになるので、オススメです。
頭からふけのようなものがたくさん出てくるようになり、皮膚科を受診したところ、頭の脂を落としすぎていることが原因と言われ、こちらのシャンプーを勧められました。
上記の経緯から、しっかり落とす、というたぐいの商品ではないですが、その分、頭皮の健康状態が保たれているように感じます。
また、シャンプーのみで済むので、経済的です。
優しいし、汚れも落ちてる
最近頭皮がべたついたり、なにかできたり、なんだか調子が悪い。
これ以上悪化するのも嫌だし、かといって、石鹸も無理(傷んだ髪なので)。
検索したらこちらがヒット!
早速使ってみたら、皆さんのレビューのように、リンスが要らなさそうなくらい。
でも頭皮は洗えてる感じがします。泡切れも早いように作られているのかな?
リンスとかトリートメントとかは、健康な髪のひとはホントにいらないかも。
皮膚科ですすめられて使い始めたという口コミが多くありました。そして気になっていた頭皮の症状が改善されたという口コミも多数でした。
なんといってもこのシャンプー、コンディショナーやリンスがいらないくらいサラサラになるようです。これは髪が長めの女性の方にも使いやすそうなポイントですね。
鉱物油由来の合成界面活性剤が入っていないので優しく洗えるという点もGOODポイントです。
悪い口コミは少なめ!それでもあった評価イマイチな理由
特に香りなどはなかったです。
液がシャバシャバしてて、サンプルのパウチから手のひらに出す時に流れてしまってもったいなかった。
手で泡立ててからとのことだったけど、手で泡立てる時はそこまでモコモコの泡が立つわけではない
緩めのシャンプーなので量を手に取ると流れてしまうし、泡立ててからというのはちょっと難しい
このように、若干テクスチャーに難ありな様子でした。一般的なシャンプーよりもサラサラな液体のため手からこぼれやすく、手で泡立てるのが難しいようです。
でもこれは慣れればどうにかなりそうです。まずは少量泡立てみて、足りなければ再度シャンプーを追加するといった方法で解決できそうです。
ドゥーエシリーズのシャンプーは脂漏性皮膚炎には効果あるのか?検証します
敏感肌に向けたこのドゥーエシャンプー、脂漏性皮膚炎には効果あるのでしょうか?
結論を言いますと脂漏性皮膚炎に効果ありと言えます。それはなぜでしょうか?詳しく説明していきます。
脂漏性皮膚炎とは
そもそも脂漏性皮膚炎とはどのような状態なのでしょうか?確かに敏感肌で乾燥している状態なのですが、アトピーやアレルギーによるかぶれなどとは少し違います。
脂漏性皮膚炎とは頭皮のバリア機能が崩れ、常在菌であるマラセチアが繁殖している状態のことです。マラセチアは皮脂を好むので、皮脂の分泌の多い頭皮や顔が脂漏性皮膚炎の好発箇所です。
原理としては、マラセチアが皮脂に含まれるトリグリセリドを遊離脂肪酸に分解します。この遊離脂肪酸が皮膚に炎症を起こすと言われています。
症状としては赤み、かゆみ、皮むけが挙げられます。
治療としては、炎症を抑えるステロイド剤、マラセチアの繁殖を抑える抗真菌薬が処方されます。しかし外用だけで完治するかと言われると難しいのです。
なぜなら脂漏性皮膚炎の原因であるマラセチアを繁殖させない環境を整えなければすぐに再発してしまうからです。そのために皮脂のコントロールが必要になってきます。
洗いすぎてはいけない理由
マラセチアは皮脂を好むとお伝えしました。
それならしっかり洗えばいいんじゃない?
洗浄力強いシャンプーの方がいいんじゃない?
そんな風に思いませんでしたか?しかしこれ、間違いです。なぜなら皮脂は落としすぎてはいけないからです。一体どういうことでしょうか?
皮膚にはバリア機能として皮脂と汗が混じり合った皮脂膜というものが存在します。
この皮脂膜は皮膚の乾燥を防ぎ、常在菌のバランスを保ち、皮膚の健康な状態を維持しています。この皮脂膜がなくなってしまうと皮膚は乾燥に傾き、少しの刺激でも炎症を起こしやすくなります。
脂漏性皮膚炎の人は、フケやかゆみを気にして洗いすぎている傾向があります。
皮脂膜の形成のために分泌された皮脂まで洗い流してしまっては、いつまでも皮膚は乾燥した状態です。乾燥している状態が改善されないので、皮膚はさらに皮脂の分泌を多くして乾燥を防ごうと機能します。
洗いすぎてしまうことで、乾燥は改善されていないのに、皮脂の分泌だけ多くなるという悪循環が生まれるのです。
でも頭皮の清潔のためには、シャンプーをしないわけにはいきません。
そこで、皮脂膜をうまく残しながら、余計な汚れは落としてくれるといういいとこどりなシャンプーが必要になってくるのです。そのいいとこどりをしてくれるシャンプーとしておすすめなのがドゥーエシリーズのシャンプーなのです。
ドゥーエが脂漏性皮膚炎に向いているポイント
では、どういったポイントが脂漏性皮膚炎に向いているのでしょうか?
POINT1 合成界面活性剤が含まれていない
ドゥーエシャンプーには、洗いすぎてしまう原因である合成界面活性剤は含まれておりません。
そもそも界面活性剤とは水と油を混ぜるためのものです。皮脂や頭髪についている油性の汚れはシャワーの水とは本来まじりあわず、水流だけでは落としきれません。
そこで頭皮の汚れと、シャワーの水を混じり合わせてくれるのが界面活性剤が含まれたシャンプーなのです。
この界面活性剤は「天然界面活性剤」と「合成界面活性剤」という2種類に分けられます。
植物などの天然成分で作られた天然界面活性剤よりも、石油などの鉱物由来の合成界面活性剤の方が洗浄力が強くなります。一般的なシャンプーに含まれる界面活性剤は、合成界面活性剤であることが多いです。
そのため脂漏性皮膚炎の人が一般的なシャンプーを使用すると、油分を洗い流しすぎてしまうということが起こるのです。
ドゥーエシリーズのシャンプーにはこの合成界面活性剤は含まれておりません。
その代わり「ココアンホ酢酸Na」「ココイルメチルタウリンNa」という2種類の界面活性剤が使用されています。
ココアンホ酢酸Naはヤシ油(ココナッツオイル)から抽出される成分です。皮膚刺激や眼刺激も少なく、光毒性もほとんどない成分で、皮膚にやさしい界面活性剤です。起泡性もあるので泡立ちが良いのも特徴です。
ココイルメチルタウリンNaはタウリンを原料にした界面活性剤です。こちらも皮膚刺激性やアレルギー性は非常に低い界面活性剤です。特徴としてキューティクルの剥離性が弱いことが挙げられ、髪の毛へのダメージの少ない界面活性剤と言えます。
どちらの成分も天然由来の界面活性剤で、ほどよく皮脂を残しながらも汚れはしっかり落としてくれます。洗いすぎないことで皮脂膜をしっかり守ることができます。脂漏性皮膚炎の方におすすめのシャンプーといえるポイントです。
POINT2 低刺激性処方になっている
使われている界面活性剤も低刺激ですが、そのほかの成分も低刺激なものが選ばれています。
まず余計な着色料・香料は使われていません。香りの良いシャンプーは癒しのバスタイムを演出してくれますが、肌の刺激になってしまう可能性が少なからずあります。
また敏感肌の方の多くに刺激になってしまいがちな、パラベンとエチルアルコールも不使用です。
脂漏性皮膚炎の頭皮はバリア機能が崩れている状態なので、少しの刺激でもかゆみや赤みを悪化させてしまいます。
そのような刺激になりかねない成分が入っていないので、脂漏性皮膚炎の方でも安心して使える処方となっています。さらに保湿成分もいくつか含まれており、乾燥しにくい処方となっているところも嬉しいポイントです。
POINT3 医療機関でもおすすめされている
ドゥーエシリーズは医療機関でもおすすめされているシリーズです。長年、敏感肌用に開発されてきたドゥーエシリーズは、アトピーなどの敏感肌の方々から支持されてきました。香料や着色剤、防腐剤にアレルギーを持っている方でも安心して使えるシリーズです。
これは販売元である、資生堂の研究結果です。その実績があるからこそ医療機関でもおすすめできる商品とされています。
特別なものは確かに入っていませんが、余計な成分も入っていないところに資生堂のこだわりを感じます。敏感肌のために作られたドゥーエシリーズ、一度試してみる価値はありそうです。
以上の点から、ドゥーエシリーズのシャンプーは脂漏性皮膚炎に効果的といえます。でもそれだけではなかなか治らないのが脂漏性皮膚炎です。では他にどのようなことが原因なのでしょうか?
脂漏性皮膚炎を治すために必要なこと
シャンプーの見直しは脂漏性皮膚炎を治すための第一歩です。そのほかの原因も解決して、しっかり治していきましょう。
食生活
ますは食生活について振り返ってみましょう。脂っこい食事に偏ってはいませんか?
ついつい忙しくてコンビニ弁当やカップラーメンが多くなっていたり、野菜不足に陥ってはいませんか?
脂漏性皮膚炎の方は皮脂のコントロールが必要です。油っぽい食事や、香辛料、スナック菓子は必要以上に皮脂を分泌させてしまう原因になります。このような食品はできるだけ避けるようにしましょう。
皮脂のコントロールにはビタミンB群が重要です。ビタミンB2が不足すると皮膚が弱くなり、炎症を起こしやすくなります。またビタミンB6が不足すると皮膚の新陳代謝と皮脂コントロールがうまくいかなくなってきます。
積極的にビタミン群の摂取をおすすめします。サプリメントで補うのもOKです。
おすすめの食品
・豚肉 ・レバー ・鶏肉
・さば ・かつお
・ごま ・玄米 ・アーモンド
・トマト ・ほうれん草 ・モロヘイヤ ・アボガド
お肉系の食品は油で揚げるのではなく、煮る・茹でる・蒸すといった調理方が油の摂取が少なくて済むのでおすすめです。またアーモンドとアボガドはビタミンB群が多くおすすめですが、脂質も含まれているので食べ過ぎには注意しましょう。
ストレス軽減
過度なストレスによりホルモンバランスが崩れ、皮脂の分泌が増えてしまっているケースもあります。寝不足など生活リズムが乱れてはいませんか?
ホルモンバランスが乱れると皮脂が過剰に分泌されたり、逆に乾燥などの肌トラブルを引き起こしやすくなります。
そのため脂漏性皮膚炎も悪化しやすくなってしまします。
ストレスが食生活に影響する方もいます。暴飲暴食は控えましょう。
ストレス軽減のために、まずは生活リズムを整えましょう。睡眠は最低でも7時間は確保できると良いです。
睡眠中は皮膚を修復してくれるホルモンが分泌されます。質の良い睡眠をとれるように、ゆっくり湯船に浸かったり、アロマキャンドルで香りを楽しんだり、リラックスできる時間を持つことをおすすめします。
適度な運動や瞑想もストレス解消に効果的です。ストレッチや簡単にできる筋トレを1日10分でも良いので取り入れてみてください。
また寝る前に部屋を間接照明だけにして、ヨガや瞑想するのもおすすめです。リラックスすることでスムーズに入眠することができるようになります。
現代社会において、ストレスフリーの生活はなかなか難しいかもしれません。少しでも軽減できるように、自分なりのストレス解消方法を探してみてください。
正しい頭皮ケア
せっかく頭皮ためのシャンプーを選んだのならば、正しい頭皮ケアの方法も身につけましょう。脂漏性皮膚炎に関わらず、頭皮の環境を健やかに保つためには重要です。
まず、ゴシゴシ洗いすぎてはいけません。爪を立ててゴシゴシしてしまっては頭皮に傷がついてしまいます。
シャンプーをつける前に、シャワーの流水でしっかりと髪と頭皮を濡らします。その後、手のひらでシャンプーを泡立ててから、頭皮にのせます。指の腹を使って優しく洗うようにしましょう。
シャンプーの泡が全体に行き渡ったら、シャワーで流します。耳の裏や襟足はすすぎ残しが多い箇所なので、よくすすいでください。
お風呂上がりは、タオルで水分を拭き取り、しっかり根本までドライヤーで乾かします。男性はタオルドライのみで済ませている方もいるかと思いますが、湿っている状態では雑菌が繁殖しやすくなります。頭皮のためにしっかりと乾かしましょう。
このように、正しい頭皮ケアを行なっていくことで徐々に冬季の環境は整ってきます。シャンプーの良さを十分に発揮させるためにも実践してみてください。
皮膚科を受診する
かゆみやフケなどの症状が出ている時は、シャンプーや日常生活を変えてみるのと同時に、皮膚科を受診しましょう。
脂漏性皮膚炎の場合、炎症を抑えるステロイド剤や、マラセチアの繁殖を抑える抗真菌薬が処方されます。頭皮の環境を整えていくことは根本的な改善につながります。
ですが、今ある症状を急速に回復させるものではありません。かゆみや炎症を抑えるのに外用薬は有効な手段です。
また自分は脂漏性皮膚炎だと思っていても、実は違うというかのせいもあります。一人で悩まずに、まずは皮膚科を受診しましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?ドゥーエシリーズのシャンプーは脂漏性皮膚炎に向いてるかについて検証しました。
脂漏性皮膚炎の方におすすめな理由
合成界面活性剤が不使用
敏感肌用で低刺激処方
医療機関でもおすすめされているシャンプー
以上の点から、ドゥーエシリーズのシャンプーは脂漏性皮膚炎の方に向いていると言えます。
しかし、シャンプーだけで脂漏性皮膚炎を治すのは少々難しいです。食事や睡眠、頭皮ケアといった日常生活の見直しを行い、皮膚科を受診しましょう。
そして、原因の根本から解決していくことで、脂漏性皮膚炎を繰り返さない環境を整えていきましょう。
この記事がお役に立てたら幸いです。最後まで、ご覧いただきありがとうございました。